ジョンソンが3000周もリードしているトラックからか客の入りが寂しかった今回のドーバー。
そのジョンソンがまさかのマシントラブルに見舞われる形となりました。過去のチェイスでタイヤトラブルはありましたが、ジョンソンの車がこんな壊れ方をしたのは2006年以降記憶がありません。 

このトラックはハイバンクでスピードが出て、イン側のエスケープが無いのでビッグワン級のクラッシュが起きやすいトラックです。スタートで最後尾に回されたトゥレックスJRはコンペティションコーションがあるので、もう少し慎重に行くべきでした。
前を走っていたジェブバートンのクラッシュに巻き込まれ無かったのは運が良かったと思います。

レースは前のレース同様ハービックがチート車で他を圧倒します。フェニックスとある程度スペックが似ているロードンでハービックが速いのは想定内でしたが、ここで速いという事は相当な隠し玉を抱えている事になります。

となると前戦同様にハービックの優勝を阻止する事がジョー・ギブス勢の至上命題となりますが、ハービックを蹴落とした場合、ジョンソンが復活する可能性が出てきます。JRも春のタラデガ・昨秋のマーティンズビルを勝っているだけに他チームからすれば蹴落としておきたい相手です。

ジョー・ギブスがどういう戦術で来るかと注目しましたが、最後の最後に仕掛けて来ました。ハービックが2タイヤに対して、ケンゼスがステイアウト、カイルは4タイヤと分けて来ます。が、ハービックのチート車にはかないませんでした。

これにより13位争いが熾烈になりました。ああいう危機的な状況で、いつもダメなのがJRさんだったのですが、近年は力強くなった印象です。
7位~13位まで2点差の争いとなったラウンド1の結果、落ちたのはマクマーレーでした。次のラウンドは得意としているシャーロットとタラデガがあっただけに残念です。 

今年は1STラウンドからハイレベルな争いとなりました。昨年までと違って数合わせのチームが途中でリタイアしなくなったので、1回のクラッシュで40位前後まで落ちてしまいます。これにより1ミスも許されない緊張感がある争いになりました。

下位チームのマシンが最後まで走り切るとなると、次のラウンドは更に厳しい戦いとなります。
カンザス・シャーロットの2レースで20点~30点の大量アドバンテージを築いても、最後のタラデガでクラッシュどころかパックを外されただけで逆転されるわけです。
それゆえカンザス・シャーロットで何としても勝利が欲しいわけですが、誰が勝ち抜けるでしょうか。